私は、”価値”に生きるという概念を取り入れることで、人生がより充実していくことに気づかされました。
価値に生きるとは、どういうことなのか、まとめてみたいと思います。
価値に生きるとは?
ここで言う”価値”とは、自分がどう行動したいか、自分や周りにどう接したいか、心の根底にある欲望のことを言います。
例えば、
「結婚相手を見つける」のは目標で、「愛情あふれる人になる」のは価値です。
「子どもを持つ」のは目標で、「面倒見がよく、頼れる人になる」のは価値です。
「やりがいのある仕事につく」のは目標で、「やるべきことを、責任感を持って、熱心に取り組む」のは価値です。
「病気を治す」のは目標で、「自分を気づかう」のは価値です。
目標を達成してもしなくても、価値に生きることができます。
結婚相手がいてもいなくても、愛情あふれる人になることができますし、やりがいを感じる仕事につけなくても、やるべきことを、責任感を持って、熱心に取り組むことはできます。
私たちは、目標を設定し、それを達成することに目を向けがちですが、”価値”に生きることにも目を向けることで、人生がより充実していくことと思います。
実際に、価値を設定してみる
価値に生きるためには、実際に、自分が人生のどの分野でどうありたいのか、価値を設定していく必要があります。
人生において、向上させたい、進歩させたい、探求したい分野(仕事・健康・余暇・友人関係・精神性など)を1つ選んで、「人生の〇〇の分野で、私は〜になりたい。」の文章を作ってみると良いです。
「人生の〇〇の分野で、私は〜になりたい。」の、〜の部分には、自分がそうありたい価値を当てはめます。
下に、一般的な、“価値”の例をあげていますので、その中から選んで当てはめてみても良いです。
【 価値の例 】
- 自分や他者への気づかい
- 自分や他者への思いやり
- 率先して他者を助け、協力し合う
- 想像力にあふれ、独創的である
- 好奇心を持って行動する
- 他者を元気づける
- 言葉や行動で思いや感情を伝える
- 親しみやすく他者に接する
- 正直で誠実でいる
- 熱心に働く
- 自分や他者へ優しさを持って接する
- 自分や他者へ愛情を持って接する
- 素直でいる
- 諦めない心・忍耐強さをもつ
- ユーモアを持って楽しむ
- 尊敬の気持ちで接する
- 責任感をもつ
- 自分や他者を信頼する …などなど
例えば、
「人生の、人との関わりで、私は尊敬の気持ちで接するようになりたい。」
価値を、こんな風に設定したなら、人との関わりの中で、すぐに実行できるわけです。
ただし、価値はルールではないので、できなかったからといって自分を責める必要はないです。
価値は変わっても良いです。1ヶ月ごとに変えてみたり、色々試してみるのも良いと思います。
続けるのは難しい
自分で価値を設定して、価値に生きようと思えば、すぐにでも実行できます。
でも、意識し続けなければ、忘れてしまって、続けるのは難しいなと感じます。
だからこそ、やりがいがあるなとも思います。
続ければ続けるほど、人生において、良い影響が出てくるのではないでしょうか。
充実した人生を送るためには、目標に向けて努力することも大事ですが、価値に生きることも大事だと感じます。
ぜひ、あなたも、価値を設定して、まずは3日、そして1週間、1ヶ月、3ヶ月、1年…と続けてみて、習慣にしてみてはいかがでしょうか?
続けることで、良い影響がきっとあるはずです。